【高学歴採用】
大企業のみならず、企業という組織体であればどんな人間を採用したいか。
そりゃあ、理解が早くて、組織のルールに従順な人間が都合がいいし助かりますよね。
いくら頭が良くても、いちいち反論反発されてたら仕事進みませんしね。
まず理解力という意味ではやっぱり高学歴の人間に軍配上がると思います。
いったい頭の中どういう引き出しになってるのかと思いますよ。
どんな新規の知識でも当たり前のようにスーっと習得しちゃうんですよね。
敵いませんね。
こういう人間を味方につけるのは武器になると思いますし、組織側からすればストレス少ないですよね。
業務も滞りなく進むというものです。
もう一つルールへの従順さという点ですが、頭いいからって従順とは限りませんけど、それでも高学歴になれたということは学校社会という一定の厳格なルールや規制に従ってきたという証でもあると思うのです。
それに、一定の評価基準である学力テストに対してその評価基準を是としてなじめているわけです。
であれば、組織の評価、大抵は数字と言われますが、要は稼ぐ金額です、これを評価基準にすることへのなじみも素直で早そうです。
そういう意味では、スポーツの分野で活躍していた人たちも採用される優先順位が高いようですが、同じ要因なんじゃないかと思います。
会社のルールに従い、管理職の指示に従順にしかも理解速く対応できる人間、これが会社から求められる人物像です。
会社にありがちな採用の要素には以下のようなものがありますが、
1. コミュニケーション能力
2. 主体性
3. 協調性
4. チャレンジ精神
5. 誠実性
3や5は正に会社のルールや基準に従順であることを求めていると思います。
そのうえでの1,2,4です。
1,2,4などの能力がいかに高かろうと、会社の規範を無視するような人間はそもそもの段階で切り捨てられます。
逆に言うと1,2,4は学歴では測れません。
しかし、本当は従順な人間よりも1,2,4の能力が今もこれからもかなり重要になるのではないかと思います。
とすれば、学歴偏重での採用を続けている企業はルールや規範重視の人間ばかりで凝り固まって、新たな発想ができず自滅していくのではないかと思います。
ちょっと論の幅を広げてしまいますが、新型コロナで倒産していく企業の中には、そうした問題点を内在させていた企業も多いのかもしれません。
それは大企業であっても同じです。
今までやってこれたのは、すべて想定内の条件下でしかものを考えない人間でも可能な状況だったからであって、自らの変革を起こしたりや外からの変革に対応することは到底無理ということなのかもしれません。
ではまた。