五十おやじの今日のひとネタ

とるに足りない50のオヤジによる、取りとめもない話。

【エコロジー】

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ずいぶん前からエコロジーという言葉があり、もうしっかり定着していると思うのですが、この言葉を聞くたびにどうもモヤモヤしてしまうのですよ。

 

なんか直観的に、人間の都合ばかり考えたものだよなぁという気がしていたのです。

 

改めて考えてみても、

・地球にやさしく。

・資源を大切に。

・ごみを削減しましょう。

などと言いますが、地球にやさしくとはどういったことでしょう?

 

そのあとの資源の無駄遣いやごみの廃棄に関する姿勢の問題でしょうかね。

 

よく氷の上で孤独になっているホッキョクグマとか写真に出ますよね。

地球温暖化ってやつです。

よーく考えてみてください。

本当にホッキョクグマのことを考えている人いますかね?

違いますよね。

温暖化が進んで「人間にとって」住みにくい環境になるのが困るから温暖化を食い止めましょう、なわけですよね。

 

クジラやイルカが絶滅するのはかわいそうだが、ホホジロザメが絶滅しようと構わないという価値観ですよ。

 

資源の無駄遣いも自然環境のためというより、人類に都合のいい環境を維持するためのことでしかないです。

 

地球はそうそうぶっ壊れないでしょう。

そもそも58億年の間にとんでもない経歴を踏んできてるんですから。原油が無くなろうと、二酸化炭素で充満しようと、どうってことないんじゃないかと。

 

だから、好きに使いまくろうと言いたいわけじゃないですよ。

なんかですね、偽善的であること以上に、目的感のピントが合ってないためにみんな心のどこかでしっくり来てないものが鬱積しているのではないかと思うのです。

 

例えば、「水を大切に!」って言いますが、いったい誰がどう水を無駄遣いしているんでしょうかね?

水洗トイレのタンクに水を入れたペットボトルを入れて、水量を調節することがいいんだ!なんて言うかもしれませんが、じゃぁ普通に使っている人は無駄遣いしているんでしょうか?

もしそうだとしたら、水洗トイレのメーカーをバッシングして、法律で製造禁止にすべきですよ。

 

少しでも自然に負担を掛けないようにという謙虚な姿勢は大賛成です。

でもそれはけして何かのために行うのではなくて、ありがたく使わせてもらうという姿勢であることが何より大切なのじゃないかと思うのです。

 

「人間の永続的な利益を享受するために、ほそぼそと使いましょう!」

っていうのが、エコロジーなんでしょうか?

翻って言えば、

「人間の利益にならないものならいくら減っても無視しましょう!」

っていうのが裏の声でしょう。

なんて自分勝手な考えだろうと思います。

 

でも、人間は常に自分勝手な生き物だと思います。

そうでないのはアフリカやブラジルなどの原住民族くらいだと思います。(エスキモーなんかもそうですね。)

彼らは自然をわきまえていると思うのです。

日本人もそうですが、特に欧米人はこの辺をわきまえません。

自分たちの都合の良いように環境を変えていきます。そこに合わせようとしません。

だから、エアコンなんかを開発しちゃうんです。

 

エコロジーという一見きれいなイメージのモノにこそ疑ってその本質を見た方がよいなと思っています。

でないと、何も知らずに自然への配慮だと思ってしまいます。

エコロジーがだめだと言いたいわけじゃありません。

その伝え方に問題があるような気がしています。

人間の都合であるということを理解して受け止めるべきだなと思います。

 

ではまた。