【学歴】
学歴偏重なんて言いますよね。
よく批判する声も聴きます。
でもそれを言っている人たち自身が、実は高学歴ですよね。大抵は。
じゃあ高学歴でない人間が、学歴偏重を批判したり、「これからは大学は必要ない!」などと叫んだところでみんな耳を傾けますかね?
多分、「自分が行けなかった妬みだろ。」とか「説得力無いなぁ。」とか言われて一蹴されますよね。
つまり、聴く側の問題も多分にあるのだろうなと思うのです。
高学歴の方の方が本を読むのも理解も速いし、ゆえに知識が豊富で判断も速いなど人に理解させるスキルは高そうです。
が、私の偏見では、高学歴の人間というのは、学校組織や評価軸への親和性が高い人物だと思うのです。
要するに組織に迎合する能力が比較的高い人物が多いのではないかと。
理解力が高いうえ、組織へ迎合することへ疑問を持たない人間となれば、会社側の採用上、優先順位は高いでしょう。
大企業、高給、有名企業であれば当然競争率も高いわけで、そうした中人選するにはひとまず高学歴の人間を採っておいた方が安全だろうという意識ではないかと思います。
人事部としても、後で「なんであんな人間採用したんだ!」と言われても、高学歴であれば一応の抗弁が成り立ちやすいかもしれませんしね。
そんなんで、高学歴≒大企業の常套コースが出来上がってきたのでしょう。
なので、高学歴志向は企業側がこぞって高学歴出身者を採用し始めたことから始まったのじゃないかと思います。
当たり前といえば、当たり前なのですが、学歴偏重というのは多くの人たちがより安全と「思われる」方向へ進んできた結果の現在での形なのですね。
しかしこれってどうなんでしょうかね。
大企業に勤めることが人生のゴールであればいいんですが、そうじゃないですよね。
そんな話はまた別の機会に。。
ではまた。