五十おやじの今日のひとネタ

とるに足りない50のオヤジによる、取りとめもない話。

【業務の自動化】

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最近だとごく当たり前になってきている業務の自動化。

RPAだとかRPDだとか言いまして、単調なPC業務をプログラムが自動的に行ってくれる仕組みです。

自動的に処理できるというところがマストなので、クリエイティブな仕事や判断が必要な仕事は基本できません。

現代においてもAIはまだ発達初期段階なのです。

 

それは良いとして、うちの会社でも社長が「プログラムで業務効率化して、人間はよりクリエイティブな仕事を行うことでハッピーになろう!」みたいなキャッチフレーズで業務効率化をガリガリ進めようとしてます。

 

どうも納得がいきませんでした。

生産性を高めたいということですが、その手法は人間の業務をすべて数値化してその数字を整理することから始めるのです。

 

数字ですよ。

 

数字全能論です。

そこに魂などありません。

ソウルやスピリッツなどは口上では言いますが、組織論に入ると無視されます。

 

そんな手法で整理された組織の中で、人間はやる気を出して業務に励めるものでしょうか?

人それぞれの特性を見て業務を配分するならわかりますが、それはこの場合せいぜい後付けでそれも可能な範囲でなされるだけでしょう。ともすると、異動に対する理屈付けの一つとして利用されるだけかもしれません。

 

組織に入っている以上、その中では仕事をさせてもらえるだけでもありがたく考え、与えられた仕事に対して文句を言ってはダメだというのは、現在の40歳以上の人間の考え方かなと思います。

そうした年齢層は管理職になっていることも多いため、どうしてもその価値観で組織論を押し付けられます。

 

でもそろそろその価値観が変わってくるのではないかと思います。

 

ひところのゆとり教育というのは失敗に終わったとされていますが、失敗としている価値観は正に40代以降の人間による評価だと思うのです。

それは簡単に言えば、テストの点数が低いから、与えられた仕事に従順に従わない、気力が無いから、ダメだということです。

すべて、40代以上の人間を中心とした価値観でしかないのです。

気力が無いのは学校教育のせいだ、と決めつけてます。それ以外の要因を考えないのです。

 

人間とは何だろうか、何のために生きているのかと考えさせられました。

 

だいぶずれてきたので、この辺にします。

 

ではまた。